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12月23日Hoist The Colours チェリコ物語-最終話-



駆け足で書いてきたので話が飛んでいたり前後するコトがあるので、少し整理をしたい。


先ず、長い間サポートとしてドラムを担当していてくれたMOCCHIはアメリカから帰ってきた少しあとに、1年間の本気でのお笑い活動を終え、その答を出した。

相方とも真剣に話し合いその中で、お互い別の道を歩もうという結論に至った。

MOCCHIはバンドにその気持ちを真摯に伝えてくれた。

今までもサポートという立場でありながら、他のドラマーがチェリコのドラムを叩いているのは辛かったと。

このバンドのドラムは自分以外いないと。

勿論オレ達もそう思っていた。

こうして結成当時からずっとTHE CHERRY COKE$のドラムとしてバンドを支え続けてくれていたMOCCHIが正式メンバーとして加入するコトになった。



そしてもう一人、ホームページの募集で出逢い6年という歳月バンドをサポートしてくれていたTA-CHINは"SEVEN"のツアーを最後にバンドを離れることになった。

本当に沢山の負担や苦労を掛けてしまったけどいつも笑顔でオレ達を支えたくれた。

演奏こそしなかったが間違いなくTHE CHERRY COKE$のメンバーだったし、この先もその事実は変わらない。


先日のブログでTA-CHINのコトに触れ「オレ達赤坂ブリッツでやるんだぜ」と書いたが、そんなコト言われなくても知ってるし既にチケットも持ってるとメールが来た。

「オレが言うのも烏滸がましいけど感慨深いです」だって。

本当に水臭いヤツだ。

優しくて温かくて今でもオレ達を気にかけてくれているそんな男。

心から感謝してるよ。







さて、昨日の続きに話を戻そう。



3年間のSTEP UP RECORDS時代、そして12年間のバンド生活を経てバンドは新たな可能性を求めレーベル移籍をするコトになる。

それはメジャーへの挑戦。



以前にも書いたが昨今のパンクロックシーンの快進撃、そして音楽シーン全体のビジネス的な部分での不況。

そんなコトを考えるとインディーズでもメジャーでも活動をしていく上でそれ程変わりは無いような気がしていた。


しかし、この12年というバンドマン生活も気が付けば自分の人生の3分の1以上を占めていた。

元は地元のプールバーでのノリから始まり東京の外れの小さな町で産まれた鼻歌が、多くの仲間の協力と時間を経てCDとなり、今では全国のヒトの手元へと届くようになっていた。

辛いコト、むかつくコト、しかしそれを帳消しにする程の楽しいコト。

バンドを続けてきたからこそ得ることの出来た多くの経験。

紆余曲折はあったものの、飽きっぽい性格のオレがよく一つのモノをココまで続けてこれたなと思う。


しかし一つのコトを長く続けてくれば当然終わりも意識し始める。

音楽は永遠に残る。

しかしナマモノとしてのバンドはきっと永遠じゃない。

理由は様々だが、本気になればなるほど不安も出てくる。

喜びを勝ち取る為に多くの犠牲も払ってきた。


果たしてこの先自分達はいつまでTHE CHERRY COKE$としての生活を続け、何処へ向かうのかそんなコトを考え始めていたのかもしれない。

THE CHERRY COKE$というバンドの将来、そしてバンドマンである前に一人の人間としての未来を考えたら、今しか出来ないコトややり残したコトが見えてきた。

こうしてオレ達は今までTHE CHERRY COKE$が経験したコトの無かったメジャーというフィールドでの活動を決めた。


とは言え、そうと決めたからといって直ぐに移籍先が決まるモノではない。

より多くのヒトやお金が動くメジャーでのリリース。

各レコード会社の見解はシビアだ。


活動期間が長い為色が付きすぎている、国内において民族楽器を使っているバンドが今までメーンストリームに躍り出てきた前例も少ない、パンクロックを売り出すフォーマットが無い等。

つまりメジャー商品として扱うには懸念事項が多すぎるバンドだったのだ。



そんな中、以前STEP UPへ移籍する前から面識のあった"徳間ジャパン"が移籍の話を聞きつけ声をかけてくれた。

現在レコード会社のA&R担当をしてくれているヒトの中には高校時代チェリコを聴きながら通学していたという人物や地元が近く同い年のヒトもいる。

やってやろうぜ、THE CHERRY COKE$の音楽でメジャーシーンに殴り込みをかけてやろうぜ、そんな気持ちを持って徳間ジャパンが力を貸してくれるコトになった。


この時の気持ちは今駆け足で綴るよりも2年前に書いたモノを読んで頂いた方が伝わると思うので時間のある時にでも読み返してほしい。


~カツヲのヨイドレ航海日誌~【BLACK REVENGE☆】

こうして出来上がったメジャー1stアルバム"BLACK REVENGE"は2012年7月4日に徳間ジャパンコミュニケーションズよりリリースされた。



TKCA-73779

01.LUMBER JACK RIOT
02.BOUND PRISONER
03.KISS IN THE GREEN ~Drunken lovers nite~
04.DEAD END
05.FORWARD AGAIN
06.嘆きのMELODY
07.FLOWERS
08.BLUE PAIN
09.GIVE ME SHINE
10.BLAZE OF GLORY
11.BLOW AWAY
12.BRIGHT THE LIGHT
13.THE PHANTOM SHIP


タイトルの"BLACK REVENGE"へ込めた想いは、メジャーシーンへの挑戦や今までオレ達を相手にすらしてくれなかった連中への反逆の狼煙だった。

16世紀にイギリス海域を拠点に世界の海を荒らした「黒ひげ」の愛称でも知られる実在した海賊"Edward Teach"の船"Queen Anne's Revenge"からも由来している。

少し物騒なタイトルだが、メジャーに行ったから変わったんだなんて言われないようにと意気込んでいた作品だった為に、結果今までのTHE CHERRY COKE$のどのアルバムよりも激しい内容になった。





バンドにはこのリリースともう一つ、大きな動きとして事務所への所属もあった。

今まではバンドとレーベルの契約だけだったのでお金のやり取りやスケジュール管理その他の全てを自分達で動かしてきたが

事務所へ所属するコトにより音楽以外の業務、今まで手の届かなかった部分までもサポートしてくれるようになりバンドとしての活動もだいぶ助けられた。



"BLACK REVENGE"のツアー中にはなんと次回作の話が既に進んでいた。

プロモーションの規模や媒体への露出の機会も増え感謝するコトはあっても、メジャーだからという理由での不満は無かった。

しかしインディーズ時代との大きな違いはこうした翌年や更にその先の計画が今やっているコトと同時に常に進み続けているといいう点だった。


正直戸惑った。

今はまだ今作のツアーが始まったばかりでネタも既に全て出し切った状態。

このスピード感に着いて行けてなかったオレ達は、正直コレから"新作"に関する活動をしようとしていたところに次回作の話をされても、という心境だった。



しかしレコード会社や事務所が本気で動いてくれている分、自分達は更に情熱をもってやらなくてはいけないという想いもあった。

こうして"BLACK REVENGE"のツアー中や遠征先のホテルでの楽曲制作が始まった。


時間が無いからという理由で拘りを捨てるなんてコトはしたくなかった。

一度やると決めた以上は言い訳は無しだ。



2013年の年明け、つまり今年の始め。

HIROMITSUやMASAYAは予定曲数の倍以上の曲を作り上げた。

そこからアルバムに収録する曲を選定する作業。


これで行くと決定した11曲を確認した時点からレコーディングを終わらせなくてはいけない期限までは既に2か月を切っていた。

ココから曲のサイズを決め各パート毎にアレンジを考え歌詞をつけプリプロを録り、レコーディング。

今までの活動の中でゼロから創り始め2か月間でフルアルバムを完成させた経験は無かった。

しかし出来ないという選択肢がない以上やるしかない、更にソコには妥協ではない目一杯の気持ちを込める必要があった。

バンド生命というのは一度の過ちや人の噂が長く尾を引くのを知っている。

失敗は出来なかった。




年の初めにメンバーへ年賀状を送った。

オレ達はコレからとんでもないコトに挑戦しようとしている、大変なコトだけど気持ちだけは擦り減らさずに行こうと。

きっとこう書くコトによって自分自身の不安や懸念を掻き消し奮起させようとしていたのかもしれない。


それからは昼夜問わずアルバム制作へ向けて各メンバー奮闘した。

先ずは楽曲を頭に焼き付ける為に聴きまくる、そこから世界観を創り上げ言葉を載せていく。

何をしていてもそのコトだけが頭にあり一日の終わりにはヘトヘトになっているが、今度はメロディーが頭から離れず眠い筈なのに目を瞑ってもループしている。

そんなコトを繰り返しながら上手くいかず落ち込んだりもした。

自分で書いておきながら年賀状に綴った気持ちを忘れそうな時もあった。

しかし、今オレ達は自分達で産み出した音楽を多くのヒトへ届ける為の作業をしている。

渋谷のど真ん中で沢山のヒトの力を借り最高の状況を用意してもらいレコーディングしている。

こんなに幸せなコトなのに何故難しい顔をしてやってるんだと、今にも負けそうな自分を奮い立たせた。



全ての作業が終わった時には皆安堵と共に疲労困憊していたがどうにかリリース日をずらすコトなくレコーディングは終了した。

こうしてメジャー第2弾通算6枚目となるアルバム"COLOURS"は2013年6月12日に徳間ジャパン・コミュニケーションズよりリリースされた。



そう、コレが明日赤坂ブリッツで行われるツアーファイナルの為の作品だ。


TKCA-73914


01.DRUNKEN PIRATES ~終りなき夜の果て~
02.PALE YELL
03.Who killed the RED?
04.BITTERSWEET SUMMER DAYS
05.GLORY STORY
06.JOURNEY TO THE SUNLIGHT
07.SLY HIGH
08.bite me,deadly
09.misery-go-round
10.SHINING STAR
11.BURN




このアルバムは今までのTHE CHERRY COKE$の色を残しつつも色々な試みが詰め込まれているアルバムになった。

今までのチェリコには少なかった16ビートの曲も多くバラエティーに富んでいるコトや、歌詞に関しても今までの「オレ達からキミ達へ」ではなく「オレからキミへ」といった

直接的に気持ちが伝えられるように意識した。

コレが進化してきたTHE CHERRY COKE$の今のカタチだ。



タイトルの"COLOURS"には勿論「色」といった意味がある。

様々な楽曲から構成されるアルバムでその多色感を表してもいる。

通常米語だとCOLORSと"U"が入らず表記されるコトも多いが、コレはオレ達の音楽とも関わりの深いヨーロッパ流儀の表記。

そして"U"を入れるコトによってオレ達を表す数字、7という数になるのだ。


もう一つの意味は海賊言葉の「Hoist the colours」に由来する。

「旗を掲げろ」という意味の言葉だ。

この14年間の歴史、辿ってきた経緯など、時間を経た今だからこそ出来た作品。

強いだけじゃない、楽しいだけじゃない。

弱かったりしみったれた曲も今だから去勢を張らずに素直に表現出来たと思っている。


今一度"THE CHERRY COOKE$"というバンドが何者なのか、その旗を掲げる。

そんな意味が込められた作品になった。











さて。

このチェリコ物語も漸く現在まで辿り着いた。

だいぶ駆け足で進めて来たから書ききれないコトも沢山あった。

書かないほうがいいコトも沢山あった。



とても30日間じゃ書ききれるようなモノでは無いけど、少しでもオレ達のコトを知ってもらえたら嬉しいなと思っています。

先ずはこのブログを毎日楽しみにしてくれていた方々に心から感謝致します。


最近知り合いに会う度にブログ楽しみにしてるよなどの声をかけてもらいました。

TwitterやFacebookなどでも多くの方から力を貸して頂きました。

沢山のコメントや"いいね"もとても励みになりました。

御陰様で1ヶ月前と比べると、明日チェリーコークスが赤坂ブリッツでライブをするコト知ってくれたヒトが増えたと実感しております。

本当にありがとうございました。


こうして自分自身振り返ってみても、やはりコトある毎に力を貸して支えてくれていたのは仲間でありお客さんでした。

特に自慢するコトも無いのですが、その少ない中で唯一誇れるモノは、このバンドには沢山の仲間がいるというコトです。

ヒトに恵まれたというコトがこのバンドにとって一番の財産であり強みだと改めて感じました。






このブログを書き始めたのにはいくつかの想いがありました。


始めに書いた通り、一人でも多くのヒトにTHE CHERRY COKE$が12月23日に赤坂ブリッツでライブをするコトを知ってもらいたい。

その為の協力をお願いしたいという気持ち。

正直今のチェリーコークスに赤坂ブリッツというハコは身の丈に合わない程大きな舞台です。

しかし14年という活動を経てきていつまでも、徐々に上がっていく流れに身を置いているだけではダメなんだという想いがありました。

どこかで区切りをつけケジメを付けるコトもバンドにとって必要なコトなんだと思います。


中には色々な心配してくているヒトがいるコトも知っています。

しかしこの後もライブの予定は入っています。

来年のスケジュールも徐々に公開されています。


しかしこのライブで何か一つ、答を手繰り寄せようとしているコトは事実です。

その為にオレはどうしても沢山のヒトに明日のライブへ来てほしいと願っています。

金銭的なコトや興業としての話じゃない、多くのヒトが来場してくれるコトが必要だと感じています。



始めのほうにバンドをやっていくのは会社を運営していくようなものだと書いたけど、コレはバンド=仕事という意味ではありません。

14年前、何も分からず始まった悪ふざけが今でも続いている時間とお金をかけた派手な遊びだと想っています。

勿論お客さんからライブやCDの売り上げを頂き、多くのお金やヒトが関わっているという点ではビジネスになりました。

しかし、好きだから続けているコト、やっぱり最終的には楽しいから続けているコト、心の中ではそんなワクワクするような遊びの延長だと思っています。

きっと仕事だったらこんなには長く続けて来れなかったんじゃないかとも思います。


明日はそんなオレ達の人生の3分の1をかけた遊びの集大成を披露いたします。

14年間本気で遊んでたらこんなコトになったぜっていう最高の舞台に出来るように全力を尽くします。





この前美容院で目にした雑誌の占いに

「うまくいかなかったり悩んだりするのはソレだけ本気になっている証拠。実感が遅れてやってくるのは夢中で今を生きている証拠」

と書いてありました。

あまり占いなどを信じるほうではないのだけど、この言葉は胸に刺さりました。

何年か後にあの時は必死で分からなかったけど、やって良かったんだと思えるような、明日はそんな一日にしたいと思っています。

そして未だ白紙のこのブログの続きを書きたいなと思います。



最後に、オレがこんな告知をする前から当然だろと言わんばかりに既にチケットを買い楽しみにしてくれていたミンナ、それでも告知に付き合ってくれたミンナへ心より感謝をします。


いつもありがとう。

最高の一杯にしようね。



ヤッチマオウゼッ!!!!!




赤坂BLITZ、いよいよ明日!!!

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LIVE情報→ www.thecherrycokes.jp


KAT$UO




TOUR 2013"Hoist The Colours"THE FINAL

2013.12.23 [Mon] 赤坂BLITZ

開場 : 16:45/ 開演 : 17:30
前売 : ¥2,999/ 当日 : ¥3,500/ DRINK :¥500
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by YUICHIROtccs | 2013-12-22 21:25