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THE CHERRY COKE$のVO.KATSUOのLogBook


by YUICHIROtccs

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Music Video☆


"BEER MY FRIENDS"のレコーディング中か終わった後か…

チョット記憶が曖昧だがこの頃ミュージックビデオを作りたいという話になった。

勿論この時もレーベルには所属していないのでお金も無い。

少ない金額でどう作るかを考えていた時

友達の知り合いにプロのカメラマンが居るコトを知り、話を通してもらったら快く引き受けてくれた。



Vanishock Inc. のTAZAWA氏。


当時からかなり大きい仕事をしているコトはその友達伝で聞いていたんだけど

現在はなんとレディー・ガガやジャスティン・ビーバー、日本で言えばXのYOSHIKIさんや松田聖子さんを撮っていたりする。


そんなTAZAWA氏だが、今でもコトある毎にチェリコのライブに遊びに来てくれたりして昔と変わらず優しく接してくれる。

自分の少ない経験上こういうヒトは決して偉ぶらないしひけらかさない。芯がブレないから変わらない。

オレみたいな若造が烏滸がましいがきっと、だからこそ多くのヒトに好かれ結果仕事でも何でも大成を収めるんだろうなぁと思う。


いずれ書くコトになると思うが、こうして今までの歴史を振り返ってみても大事なタイミングでいつも周りのヒトが手を差し伸べてくれている。

7人だけで動いているのではなく、多くの仲間が常に背中を押してくれる。

コレがTHE CHERRY COKE$という船の最大の武器であり数少ない自慢の一つだと思ってる。



そんな感謝の気持ちも込めてこの時のコトをもう一度回想してみる。


THE CHERRY COKE$初となるMVは"49ers"と"FLY"

49ersの撮影場所は地元大田区、羽田空港近くの道路で路幅5~6m先は行き止まりになっている。

ドンツキの奥は東京湾へと流れ出る京浜運河で川沿いの道が通っている。

低予算ながら5~6人のクルーにレールや照明まで持ち込んでくれて撮影は朝から始まった。

地元のスケーター達にも力を借り、音を流し演奏シーンを撮る。

MVの難しい所は実際に自分達は音を出さずに、流れてくる音に合わせて演奏いているフリをするコト。

所謂アテブリというやつだ。

ギターやベースに関してはアンプに電源を通さなければ音は小さいので大丈夫なのだがドラムだけはどうしたって音が出る。

シンバル等の金物には透明のビニール製のモノが被され、太鼓にもミュート材を付けているのだがそれでもそこそこデカい音が鳴る。

スピーカーから流れてくる音をドラムが掻き消す為に途中でズレが生じたりする。

初めてのMV撮影だったのでコレについてはかなり手こずったのを覚えている。


大がかりな撮影機材と人数、更には音が流れていた為撮影が進むにつれ人だかりが出来ていた。

川沿いの道では犬を散歩しているヒトやランニング中のヒトが足を止め、近所のお爺ちゃんに関しては座り込み飯を食いながら観ていた。

しまいには旧車会のメンバーが10台位の族車で見学に来る始末だった。

バンドが爆音を鳴らしスケーターがその周りを滑り暴走族や近所の方々がソレを見守る。

謎すぎる光景だが何故か穏やかな空気が流れていた。


昼過ぎに"49ers"の撮影が終わり今度は"FLY"の撮影に入った。

場所は京浜東北線大森駅東口近くの"Ain't Number"というBar。

ココも大田区界隈に住む連中の溜まり場でオーナーのHitoちゃんが急なお願いにも関わらず力を貸してくれた。

夕方からは仲間も集まってくれて賑やかなムードの中撮影が行われた。

スキンズ、パンクス、サイコビリー、現場帰りのブルーワーカーまで多くの仲間と酒を呑み騒いぎこの日の撮影は終わった。


MV撮影って思いの他時間もかかり体力も使う作業で、今思うとよく1日に2本も撮れたなと思う。

そんな我儘に「楽しいね」と言って付き合ってくれたTAZAWA氏には本当に感謝しなければならない。



そんなTHE CHERRY COKE$の初Music Videoとなる"49ers"と"FLY"

当時の様子を思い浮かべながらご覧いただけたらと思います。


■49ers
http://www.youtube.com/watch?v=Cl7novn518A

■FLY
http://www.youtube.com/watch?v=FQe2CTDSoBY



赤坂BLITZまで後19日!!!

Music Video☆_c0107763_22225747.jpg




LIVE情報→ www.thecherrycokes.jp


KAT$UO
by YUICHIROtccs | 2013-12-04 22:24